仕事の合間や、なんとなく気分が上がらない午後。
疲れて帰る夜道につい手が伸びるスイーツ。

「やめたいのにやめられない」「食べたあと後悔する」そんな経験、ありませんか?

実はそれ、体が本当に糖を必要としているのではなく、心のクセや生活習慣の影響かもしれません。

今回は、甘いもの欲を内側から整えるために見直したい4つの生活習慣をご紹介します。


1. 甘いものを欲しくなるのは“脳の仕組み”が関係している

糖質を摂取すると脳内で「ドーパミン」という快楽物質が分泌されます。
これにより一時的に気分が高まり、「疲れたから甘いもの」という行動が習慣化してしまうことがあります。

つまり、糖を“エネルギー源”ではなく“気持ちのスイッチ”として使ってしまっているのです。


2. 甘いものを感情で選んでいるサイン

  • なんとなく口にしてしまう
  • 食べたあと、少し後悔する
  • 空腹ではないのに食べている

こんなサインがある場合、甘いものが「感情の処理係」になっているかもしれません。


3. 我慢しない、"甘いものに頼らない体"のつくり方

甘いものをやめるには、ただ我慢するのではなく「欲しにくい体の土台」を整えることが重要です。
以下の4つの習慣を見直してみましょう。

(1) 睡眠の質を高める

睡眠不足は、食欲を高めるホルモン(グレリン)を増加させ、満腹を知らせるホルモン(レプチン)を減少させます。これにより甘いものが欲しくなりやすくなります。

理想は1日7時間以上の睡眠。難しい場合は、寝る前のスマホを控えたり、リラックスタイムを作るなど、睡眠の質を上げる工夫をしてみましょう。

(2) たんぱく質をしっかり摂る

たんぱく質は血糖値を安定させ、満足感を高めてくれます。さらに、満腹ホルモン(CCK)の分泌を促し、ロイシンというアミノ酸には食欲抑制効果も。

1食あたり20〜30g、1日では体重×1〜1.5gを目安に摂取するのが理想です。

(3) ミネラル(特にマグネシウム・亜鉛)を意識する

ミネラル不足も甘いもの欲の原因に。マグネシウムや亜鉛が不足すると、体が糖質を欲しやすくなるといわれています。

ナッツ、豆類、海藻類などを毎日の食事に取り入れてみましょう。

(4) 水分不足に注意

「甘いものが食べたい」と思ったとき、実は軽い脱水状態が原因ということも。まずは常温の水や白湯を1杯飲んでみてください。それだけで気持ちが落ち着くこともあります。


まとめ:甘いものは“敵”じゃない

糖質は本来、私たちの体にとって大切なエネルギー源。
無理に我慢するのではなく、体と心の状態を整えて、自然と「今は甘いものはいらないかも」と感じられることが理想です。

その変化が、あなたの美容や健康にやさしく寄り添ってくれるはずです。


あなたは、どんなふうに甘いものと付き合っていますか?

無理なく、心地よく。 甘いものとの関係を見つめ直してみましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です